一方、急速に進展しているイントラネットは、情報共有の範囲が1企業あるいは1つの企業グループに限られるが、情報の共有できる範囲を複数の企業にまでこれを拡大したエクストラネットが話題になっている。エクストラネットは、取引関係を基盤として特定の企業をグループ化する手段として有効であるが、この運営を第三者のインターネットプロバイダにまかせるケースが増つつある。とすれば、こうしたプロバイダが提供するエクストラネットサービスは、インターネットをベースとした新手のVANサービスと言えよう。このように、伝統的なVANサービスはすたれつつあるものの、VANへの新たなアプローチが誕生しつつある。